5分で完了する自己診断
この診断ツールは、事業承継における潜在的なリスクを早期に発見するためのものです。 以下の15の質問に「はい」または「いいえ」で回答し、自社の事業承継準備状況を確認しましょう。
質問1: 事業を引き継いでほしい後継者候補は、明確に定まっていますか?
質問2: 後継者候補と、会社の将来ビジョンや経営戦略について、定期的に意見交換する機会がありますか?
質問3: 後継者候補の経営者としての資質(強み・弱み)を、客観的な視点で見極めようとしていますか?
質問4: 後継者候補の能力開発のための具体的な計画(研修、役職経験など)がありますか?
質問5: 自社の株式の評価額が、おおよそどのくらいになるか把握していますか?
質問6: 相続や贈与が発生した場合の税負担額について、試算したことがありますか?
質問7: 自社株を円滑に後継者に集中させるための対策(種類株式、持株会社など)について検討したことがありますか?
質問8: 納税資金や自社株買い取り資金の準備について、具体的な計画または検討を始めていますか?
質問9: 会社の借入金や経営者個人の連帯保証の状況について、後継者候補と情報を共有していますか?
質問10: 経営者が不在でも、当面の事業運営を担える右腕となる役員や幹部社員がいますか?
質問11: 後継者候補は、それらの役員・幹部社員と良好なコミュニケーションが取れていますか?
質問12: 事業承継に関する会社の方針や計画について、従業員(特に幹部層)にある程度の情報開示を行っていますか?
質問13: ご自身の引退時期について、具体的な目標(年齢や時期)を設定していますか?
質問14: ご自身に万が一のことがあった場合の、会社の意思決定プロセスや権限について定めていますか?
質問15: 事業承継について、気軽に相談でき、信頼できる専門家(税理士、弁護士、コンサルタント等)がいますか?
場当たり的な対応を防ぐため、課題に優先順位をつけ、具体的な行動計画を策定しましょう。「いつまでに」「誰に」「何を」引き継ぐのか、明文化することが重要です。
後継者候補、家族、役員、従業員など、関係者とオープンにコミュニケーションを取る場を設けましょう。経営者の想いを率直に伝え、相手の意見や不安に真摯に耳を傾けることが重要です。
事業承継を取り巻く環境は常に変化しています。セミナーへの参加、関連書籍の読書、異業種交流会への参加など、経営者自身の学びと視野を広げる活動も積極的に行いましょう。